住宅ローンと資産運用ではあまり関連性がないようにも思えます。
ですが考え方を変えてみると非常に密接したところに気づくことができます。
住宅ローンを抱えている人は、資産を投資していくお金があまりありません。
そのような余裕があればできるだけ繰り上げ返済へと回していきたいと考えるのではないでしょうか。
でも資産運用することで繰り上げ返済と同じ効果が得られるといった金融サービスもあるのです。
まだ一部の銀行でしかそういったサービスはありませんが、徐々に広がっていく傾向にあります。
それは住宅ローンだけでなく様々なローンで可能です。
例えば住宅ローンを組んでいる銀行を通して定期預金をすると、その定期預金と同じ額が繰り上げ返済分として充当されるものがあったり、
債券を買うことによってそれが資産となりそれもまた繰り上げ返済分に充当されるというのです。
これは定期預金や債権を銀行への担保としている形になり、その分が繰り上げ分として計上される仕組みなのです。
単純に繰り上げ返済をしてしまうとその金額のままですが、
上手な資産運用によってその額以上の返済が可能になるのです。
さらに繰り返し運用していくことによって、
大口の投資もできるようになる例もあります。
銀行から見ても頻繁に利用してくれる方は良いお客さんなのです。
そしてこのような資産運用はリスクがとても低いので安心して行うことができます。
株や外貨への投資の場合、損をしてしまうことも良くある話です。
ですが、定期預金で損をする話は聞いたことがありません。
それこそ銀行が倒産しない限りないことですし、
その際にも多くのお金は保証されています。
また債券の購入も各自治体のものや日本の国債であれば、
破綻する危険性は非常に低いので安全と言えます。
今まで単純に繰り上げ返済をしてきた方は
このような方法を考えてみても良いのではないでしょうか。
自分にとっても銀行にとってもメリットのあるこの資産運用は、
今後たくさんの銀行で広がっていく可能性があります。
もし自分が住宅ローンを組んでいる銀行でこのような紹介をされたら、
検討してみる価値は十分にあると思います。
投資は難しいものと考えずに検討してみることをオススメします。