長らく円高が続いていて、
さらに円高が継続するのではないかと見られていた日本経済ですが、昨年末に政権が交代しました。
本格的にデフレ対策がスタートしたのとともに、
日銀が本格的に大幅な金融緩和政策に乗り出したたことを受けて円安が継続することとなり、
外貨預金による海外への資産運用が非常にし易い環境になってきています。
これまでは折角外貨預金をしても為替の部分で日本円に戻ししたときに大きな含み損がでることもあったのですが、
今年のはじめからはとにかくドル円ベースでみても20円近く円安になりましたので
外貨預金がし易い環境になっています。
私の場合も年明けからとりあえず半年のタームで資源国通貨の国の外貨預金を行いましたが、
年利で4パーセント以上の利率を確保できた上、
為替の差益もプラスオンされたことで、
非常に大きな利益を確保することができました。
もちろん外貨預金の場合には、
その先の国の経済状況や金融市場の状況をよく判断することが重要となりますが、
安定的な通貨であれば今は大変いいタイミングということができると思います。
但し、金利の高い新興国通貨を利用した外貨預金についてはその利用タイミングをよく
見極めることが必要になってきていることも確かです。
これは米国の量的金融緩和終焉のタイミングに関連したものであり、テーパリングと呼ばれる緩和解除策がスタートするタイミングに
新興国通貨が売られやすい傾向がここのところ続いていいることに起因しています。
もちろんこうした量的金融緩和の終焉はすでに正式にアナウンスされているものですから、
あとはタイミングの問題です。
なによりもFRB議長が交代する時期でもあり、
大幅にこの時期が後退することになれば、
新興市場への影響もなくなるため、
これまでどおりの利益を確保することもできるようになるため、
すべてはタイミング次第とい状況にあるのです。
通貨リスクが解消されれば、
ブラジルレアルなどの通貨を利用した預金も面白いものになりますし、
魅力の多い外貨預金は多数存在することになります。
したがって、
世界的な経済状況や金融情勢をよく見計らいながら、
利用していくことが極めて重要になると考えられるのです。
すでに経済は世界的にシームレスでつながった状態になってきていますので、
先進国の動向は少なからず高金利通貨国にも影響を与えるようになってきているのです。
ですから単純に金利が高いというだけではなく、
総合的にリスクと機会を判断して利用していくことがとても重要になっているといえるのです。
まさにそうした情報をうまく利用して資産運用をする時代がやってきているということができるのです。
まさにそれが投資の妙味となるわけです。